ベルボン三脚講座mini その2「雲台取り付けネジについて」
こんにちわ、ベルボンダイレクトの又平です。
前回雲台の取り外しについてお話しをしましたが
今回は雲台の「取り付けネジ」についてお話しします。
マニアックな内容ですが難しい部分はまぁ、雰囲気で…
さて、雲台を取り外すとこんな感じにネジが出ていると思います。
この雲台と脚本体を接続するネジは業界で使用規格が決まっていて
俗にいう太ネジと細ネジの二種類があります、太ネジは大型の製品に使われている事が多く
UNC3/8という規格、細ネジはUNC1/4という名称で
細ネジはカメラを三脚に取り付けるネジと同じ物です。
と、言うことは接続部が細ネジの脚本体と太ネジの雲台は取り付けられない…
なんて諦めるのはまだ早い、接続部分をアダプターなどでネジを切り替える事が出来ます。
例えば…
↑の様な部品を使用すると雲台を取り付ける事が可能です。
またベルボンの雲台側では太ネジより大きなアダプターを入れる構造になっています。
これらのアダプターを使用する事で大抵の雲台と脚を接続する事ができ、被写体などに
合わせ雲台を使い分けることが出来ます。
また、三脚側でも両方のネジを切り替えられるようになっている物があります。
お持ちの機材のネジがどちらの規格の物かわからないとお問い合わせを頂く事があります。ザックリと採寸してみたので参考にしたりして見て下さい。
上の説明で細ネジとカメラのネジが同じと言いましたが雲台を省略してカメラを取り付ける事は
出来ませんので気をつけて下さい。カメラと三脚への取り付けネジと雲台と脚の取り付けネジは
ネジ山の規格は同じですが、ネジの長さの設定が異なるので取り付けるとカメラが浮いてしまい、
カメラをきちんと固定出来ないだけではなく、無理な力がかかる事でカメラが破損してしまう危険がありますので
行わないで下さい。(一脚は雲台無しで使用する場合を想定しているので直接取り付け出来ます。)
ちなみに業務用ビデオに使用する大型三脚は雲台と三脚を半球状のボールで接続する構造の為
使用出来ません。
と、言った所で三脚講座その2でした。ちょっとマニアックでしたでしょうか…
次回は「雲台の種類について」お話ししたいと思います。
