ベルボン三脚講座mini その3「雲台いろいろ」
こんにちわ、ベルボンダイレクトの又平です。
今回も雲台の話をしたいと思います。ザックリとですが…
カメラの角度を調整する為の物が雲台、なのですが
前回、お話ししましたがそれなりの三脚は雲台部分の取り外しが可能です。
雲台の大きさによって推奨する機材の重さが変わってきますが
種類によっても操作性がかなり変わってきます。今回は代表的な
雲台の種類を紹介したいと思います。
1.ハンドル付雲台
3way雲台「PHD-55Q」 |
2way雲台「PH-157Q」 |
様々な種類のある雲台ですが国内ではかなり一般的なモデルです。
固定ネジを兼ねたハンドルで角度の調整・固定を行います。
左右と上下に加えカメラの縦横の三方向をそれぞれ独立した
ハンドルやストッパーで固定する物を「3WAY式」
左右上下を一つのハンドルで固定する「2WAY式」
と、更に細かく分類出来ます。
一般的には一方向づつ構図を調整出来る為、風景写真等ゆっくりと
構図を作る撮影に向いていると言われています。
2.自由雲台
自由雲台「QHD-43」
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自由雲台「QHD-U4Q」
水平方向のみ可動するストッパーが 追加されているモデルです。 |
ボールヘッドとも呼ばれ、その名の通り球状の部品を固定する
方式の雲台です。ハンドル付き雲台とは異なり一箇所のロック解除で
全方向へカメラを動かすことができ、カメラを持って構図を動かすので
手持ちの撮影に近い感覚で操作する事が出来ます。素早く動く被写体を
狙う場合や狭い画角のなか構図を調整するマクロ撮影に向いています。
また、ハンドルなどの部品が無い為コンパクトで山岳写真など
荷物を軽く小さくしたい撮影で選ぶ方も多いです。
3.ビデオ雲台
ビデオ雲台「FHD-51QN」
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パッと見はハンドル付き雲台と大差ないですが、
静止画(写真)を撮る為の雲台と比べ、カメラを動かしている際の
動きが滑らかになっています。動画撮影用の為、基本的に
カメラを縦にする機構が付いていませんが
カメラネジの規格は同じなのでカメラを取り付ける事が可能です。
滑らかな動作が活かせる超望遠レンズなどの撮影では
このビデオ雲台で写真を撮影する事もよくあります。
以上の3種類が代表的な雲台の種類です、
雰囲気はわかって頂けたでしょうか。
更に細かな特色についてはその内
紹介したいと思います。
ちなみに紹介した上の3つ以外にも
ギア雲台、ジンバル雲台、グリップ雲台などの雲台があります。
残念ながらベルボンでは扱いがありませんが…
雲台の交換は手間的にも予算的にも気軽に試せますので
既に三脚をお持ちの方も普段使わない雲台を試してみると
新しい撮影スタイルが見つかるかもしれません。
次回は脚部分についてを紹介したいと思います。では!