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ベルボン三脚講座mini  その4「脚ロック、レバー?ナット?そしてウルトラ」

こんにちわ、ベルボンダイレクトの又平です。 ずっと雲台の話ばかりでしたが今回は脚部分についてです。さて、脚の種類と言うと材質、太さ、段数等の違いがありますが 操作性に大きく関わる「脚のロック方式」についてお話しします。


※記事内で製品を分解しておりますが構造の説明のためで、 ユーザー様の方で分解・改造を推奨するものではありません。分解や改造を行った場合、 メーカー保証や修理などのサポートを受けられなくなります。万が一実施する場合、お客様の 自己責任となります事をご了承下さい。

上がナット式、下がレバー式

ナット式(ナットロック)


ナット式はネジのように脚の節目の部品を回すことによって脚を固定します。 締めた分だけ固定できたりどの方向から操作しても 同じ動きで操作出来るという利点があります。

中身はこんな感じ


真ん中の切れ目のある3つの輪っかがポイント、これをナットで下から押してゆくと両端の輪が 縮まって行き脚が止まるという構造です。 シンプルで部品も少ない事もあり、故障などのトラブルに強い傾向があります。 また、メーカー非推奨ではありますが自分で分解をして掃除するといった事もできることから 長期間の撮影や雨天時でも撮影をしなければならない状況になるプロのカメラマンの方に多く 選ばれている傾向があります。

レバー式(レバーロック)


レバー式はネジでは無くレバーで締め込み、脚を固定する構造になっています。 利点はワンタッチで脚の固定が出来る事、そしてロックしているかしていないかが一目で判るので脚の 締め忘れが無く使用出来ます。

レバーを締めるとパイプを
締め付けます。
中身はこんな感じ。



ナット式と異なりレバーの設定で締まり具合が決まる為、部品の摩耗などで少しづつですが締まり具合が 変わってゆきます。 ベルボンのカーボン三脚ではレバーの締り加減を付属の六角ナットで調整する事が出来ます。 ちょっと回すだけでかなり具合が変わりますので 少しずつ回して動きを確認しつつ調整して下さい。


と、まぁ脚のロックの説明をしてきましたがロック構造部分、それなりの大きさがないと脚を しっかりと固定出来ません。脚をきちんと固定できないと三脚として使えないので仕方ないのですが 4段の脚で15cm位の長さがこの部分になります。

ベルボン独自のウルトラロック

じゃあ、脚パイプ自体でパイプを止めてしまえばロック構造部分を省略出来ますよね! という訳、かどうかは分かりませんができたのがウルトラロックです。



上の図の様になった脚で、パイプを回すことによってパイプ同士が噛み合って止まります。先にお話ししたように ロック機構がパイプの中にあるのでその分短くでき、伸縮時の比率が飛躍的に良くなっています。 独特な構造で操作に慣れが必要ですが慣れてしまえば一動作で脚を畳んだ状態から全開にできるので 撮影時のセッティングも素早くできます。このパイプの形状にはかなりの工夫があるようで 設計部の人がインボリュートだかレボリューションとか説明してくれてましたが 革命的であることは間違いないでしょう。実際に操作している様子は下の動画を御覧下さい。


今回は色々な脚ロックの説明をしてきましたが言ってしまえばどれも脚を固定することが目的で、 操作に差があるだけです。「これじゃないとダメ!」という訳ではないので触ってみて自分にあった物を選んで使って下さい。

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