ベルボン三脚講座mini その6「真俯瞰撮影を極めよう!」

今回はカメラを真下に向けて撮る写真、俯瞰撮影の撮り方をお話しします。俯瞰撮影とは見下ろしたアングルでの撮影の事で、その中でも真俯瞰撮影と言うとカメラを真下に向けた撮影を指します。趣味で描いた絵画や書をweb上で紹介したり、着なくなった服をネットオークションに出すためにキレイに撮影したい。といった際に役立つ撮影方法です。場合によっては花や料理の撮影なんかでも面白い構図が作れるのではないでしょうか。
真俯瞰撮影に覚えておきたいポイント
三脚できれいに真下を向けて撮影するにはいくつか気を付けたいポイントがあります。まずは普通に三脚を立てて普通に撮ってみましょう。
カタログを試しに俯瞰で撮影。普通に撮るとこんな感じで遠近感がついて台形に写っちゃいます。まあ、こんな感じに写りますね。こんなカタログを写すならこれでいいかもですが、力作の刺繍やレアな映画パンフレットを撮影するならどうでしょう?こんな歪んでしまっていては折角の魅力も半減しちゃいますよね。なんか机も汚いし。
これを解決するには被写体とカメラを平行に、つまり地面に置いたものなら出来るだけカメラを真下に向ける必要がある訳です。メーカー的にはここで役立つ便利なアクセサリーを紹介したいところですが、できるだけ三脚だけでなんとかします。わりとなんとかなるので。
カメラ位置を高くして撮るだけで結構長方形に近づきます。被写体への写り込みに気をつけてくださいね、↑みたいになっちゃいますよ…
三脚を高くしてズームで寄るだけで随分真っ直ぐになります。簡単でしょう?ただ、これではまだ完璧な真俯瞰ではありません、上の場合では机の下が空いてるので問題ありませんが下のスペースが空いていない台で撮影するとなると脚が邪魔でカメラを被写体の真上近くに持ってくる事ができません。
前二本を短くして机に乗せれば解決、真の真俯瞰撮影が実現します。単純ですがこういう事ができると知っておかないと中々思いつかないんじゃないでしょうか。ポイントは脚の付け根のボディ部分は平行、つまりセンターポールが地面に対して垂直になるようにセッティングする事が大切です。じゃないと不安定になりますので。
で、撮影した写真ですが、これ今までで一番ダメなやつです。理由は簡単、被写体にセンターポールがかかっています、センターポールは分割すれば良いのですが、脚も写り込んでいるのでカタログの見開き撮影ができるスペースが確保できるかも怪しいですね。ここからは脚の写り込みとの戦い、自分自身が敵、みたいでちょっと哲学的ですが被写体や撮影場所によって色々なセッティング方法で写り込みを解消します。
色々なセッティングの仕方
この手の撮影でポピュラーな手法、センターポール逆さ付け。雲台がハンドルタイプの場合ハンドルが邪魔になるので普段の雲台を前後逆にしてカメラを付けると良いです。
センターポールが外せる製品かセンターポールの下端にネジが出ている製品であればこの撮影方法が出来ます。センターポールの写り込みはもちろん脚もカメラから遠目になるので写り込みづらいです。セッティングのスペースが小さいのも◯。
私のイチオシのセッティングはこれ↓開脚機能のある三脚なら可能です。
開脚機能を使ったセッティング、名付けて「壁ドンセッティング」
壁と脚が滑らないか確認するなど、
カメラの安定をしっかり確認して設置して下さいね。
開脚は「ローポジション機構」「三段階開脚」などの記載のある製品でできます。ふざけている訳では無く、環境を有効に活用しつそこそこ広い撮影スペースが確保でき、なおかつセッティングが簡単なので便利、センターポール外して付け直したりするのは面倒ですしね。
(多分)一番広い撮影スペースを確保できる撮影方法、開脚(セミ)+脚全伸ばし。右の撮影例は焦点距離14mmの広角レンズを使っています。左はケータイで撮りました…
セミ開脚とは三段階開脚の真ん中の開き具合です、センターポール無しで135㎝くらいになる三脚なら大人のアウトドアウェアも余裕で撮影出来るスペースが確保出来ます。カメラは固定されているので服を何着も撮影する場合に便利です。2畳分位のスペース使いますが…
どうでしょう、三脚だけで真俯瞰の撮影も意外と頑張れるということが伝わりましたでしょうか。三脚を使うと画作りが制限されるから嫌、なんて意見を目にすることがあります。三脚はカメラを固定する物なのである意味正解です。でも、いろいろな立て方を覚えておけば三脚を使っていても自分のイメージ通りのアングルで、しかもカメラを安定させて撮影することができるはずです。
とまぁ、良いこと言った感じになりましたが三脚アクセサリーを使えばとても楽に真俯瞰撮影が出来ます。私の大好きなV4ユニットとか…
あと場所によってはクランプキットII なんかも使えそうですね。
では最後は実践編、カレー作りますね。
完璧な真俯瞰で鍋の中を撮影出来ます。
早速披露したセッティングを活用、と思ったのですが、カレーの湯気がカメラにバシバシ当たって匂いが付きそうだったのでサイドからV4ユニットで伸ばして撮りました。仕方ないね。 さて、このあと読んでくれる人がいるのか気になりますが続けます。
一応、料理と材料はこちら
・マスタードオイル 大さじ3
・ニンニク 1欠
・ショウガ ニンニクと同量
・タマネギ 中1個
・青唐辛子 3本
・鶏むね肉 1枚
・塩 小さじ2
・プレーンヨーグルト 150g
・水 100cc
・カシューナッツ 5粒
スパイスA(すべてホールで)
・カシア 指幅分3㎝位
・クローブ 2個
・グリーンカルダモン 4個
・ブラックカルダモン 1個
・ベイリーフ 1枚
・ブラックペッパー 10粒
スパイスB(パウダー)
・ターメリック 小さじ1/4
・赤唐辛子 小さじ1/2
・コリアンダー 小さじ2
スパイスC(パウダー)
・カルダモン 小さじ1/2
・プラックペッパー 小さじ1/2
・マスタードオイル 大さじ4
・ニンニク 3欠
・ショウガ ニンニクと同量
・タマネギ 中1個
・トマト 中2個
・鶏むね肉 1枚
・塩 小さじ1と1/2
スパイス(すべてホールで)
・カシア 指幅分5㎝位
・ターメリック 小さじ1
・ブラックペッパー 大さじ1
・クミン 小さじ1
・フェンネル 小さじ1
・赤唐辛子 2本
まず最初に全部材料を用意、写真に肉が写ってないのはこの時点で忘れてたからです…ちなみに右の鍋でチェティナードチキン、
左でイスラームチキンカレーを作ります。
油を温めてホールスパイスを弱火で熱します、カルダモンやクローブ辺りは良い感じになってくるとプクッと膨らんできます。
ちなみにカシアはシナモン、ベイリーフはローリエの事とよく言われていますが
インド料理で用いるのはちょっと種類が違うものようです。 右にレンズキャップが入ってますね…
それぞれにタマネギを入れます、炒めるというより半揚げにする感じでちょい強火で黄金色にしましょう。青唐辛子も投入。
今度はレンズキャップが左に…結構油がはねるのでシャッター切る時以外は
キャップを付けてます。
よくカレーでタマネギは飴色で、なんて言いますがそうでもないレシピもあるようです。飴色にするよりこっちの方が少し早い
ですしね。個人的には縁が焦げてくる寸前くらいがベストだと思ってます。
画像はまだまだですね。ちなみに最初に入れたスパイスは真っ黒になります、
気になるなら取り出して下さい。私は最後までそのままです。
ニンニクとショウガをすりおろしたペーストを入れます。私はミルサー的なものでやってます。ちょっと弱火にしてしっかり炒めないと
ニンニクの嫌な匂いが残っちゃいます。焦げやすいので気をつけて下さい。
それぞれヨーグルトorトマトを入れます。トマトはさいの目にカット。トマト湯剥きしておいた方が良いです、が面倒なのでそのまま投入しました。
なんとなく鍋の位置を入れ替えました。ヨーグルト入れた方は水を入れてグツグツ言い始めたら、トマトは煮崩れて来たらお肉を入れます。
こってりし過ぎるので皮は取った方が良いです、が勿体無いので入れました。
油分が多いからって最初のマスタードオイルを減らすのはやめたほうが良いです。
肉に火が通ったら塩とパウダースパイスをそれぞれ入れます。塩は味見しながらちょっとずついれて調整して下さい。
かき混ぜて馴染んだらチェティナードチキンは完成です。
この段階でイスラームチキンカレーはかなりシャバシャバの状態だと思います。とろみを足すのにおすすめなのがカシューナッツ。おつまみ用の炒ってるものでも大丈夫。
水と一緒にミキサーにした物を入れるととろみが付きます。
小麦粉の様に粉っぽくならずカシューナッツの濃厚なコクがプラスされて美味しいです。
市販のルーで作っているときにも使えるので是非お試し下さい。
いろいろな手法を把握し、その上でその場で適切な手段を使うことが大事、とかそんな感じです。カレーも出来たし今回はこの辺で!

















